イベントレポート2013.07.23
Web担当者必見!Webサイトの集客率を高めるSSL活用方法


ダイレクトマーケティング部マネージャー
中川就介様
7/23(火)にBOHRミーティングを開催しました。
今回のテーマは「Webサイトの集客率を高めるSSL活用方法」。
ビジネスにおいてWebサイトに求められる役割は年々大きくなってきていますが、その一方でサイバー事件も数多く起きており、インターネットにおける個人情報の取り扱いやWebサイトのセキュリティに注目が集まっています。
今回は日本ベリサインの中川就介様をゲストにお招きして、Webサイトのセキュリティ対策を行いながら集客率(コンバージョン率)を高めるためのノウハウを実例を交えてお話をしていただきました。
ここでは中川様のお話の一部をご紹介します。
セキュリティへの不安を払拭する
ユーザーはECサイトで商品を購入する際に、価格や送料だけではなく、「そのサイトのセキュリティ対策が行われているか」を重視する傾向にあります。また、企業やWebサイトの安全性については、企業の知名度と「SSLに対応している」という点で判断していることが多いようです。
SSLには2つの機能があります。
ひとつは、「Webサイトと送受信されるデータを暗号化する」という機能。ユーザーが送信する個人情報などを保護し、第三者による改ざんやなりすましを防ぐことができます。
もうひとつは「実在する企業であることを証明する」という機能です。SSLのサービスのうち「企業実在性認証型」や「EV SSL」のサービスでは、実際にその企業が存在しているか審査をしたうえで証明書を発行しており、Webサイトのアドレスバーの部分で、そのWebサイトや企業が本物かどうかを判断することができます。
この2つの役割によってはじめて本物のサイトに暗号化データを送信することができます。
コンバージョン率を向上させるSSL

こうしたSSLの機能を活用することで、Webサイトのコンバージョン率が向上した事例も数多くあるようです。
EV SSLを導入するとアドレスバーが緑色になりますが、これによってユーザーに安心感を与えることができコンバージョン率が10%も向上した事例、ユーザーが入力に抵抗を感じる項目の隣にSSL認証シールを設置することで問い合わせフォームのコンバージョン率が42%も向上した事例などをご紹介いただきました。
また、セキュリティソフトのプラグインをインストールしている環境では、検索結果にベリサインのマークが表示されるようになります。このマークが表示されることでGoogleからのサイト訪問者数が増加した事例もあり、SEOの面でもわずかながら効果が得られることもあるそうです。
導入するSSLサービスの選び方や認証シールの設置の仕方を工夫することで、Webサイトのセキュリティ対策を行うだけではなく、ユーザーの安心感と信頼感が増し、コンバージョン率の強化にもつながるということでした。
日本ベリサイン

総合セキュリティサービスプロバイダ、シマンテック株式会社の子会社で、SSL国内シェアNo.1の認証局。Webサイトの実在性を証明するサーバ証明書発行サービスをはじめ、認証局構築のアウトソーシング、セキュリティに関する様々なコンサルティングなど、情報セキュリティ全般に渡るサービスを提供している。
日本ベリサイン株式会社