イベントレポート2016.12.28
プログラミングに強いWebデザイナーになろう!

7/23(土)に「プログラミングに強いWebデザイナーになろう!市場価値を高めるエンジニアスキル」を開催しました。

プログラミングに強いWebデザイナーになろう!市場価値を高めるエンジニアスキル

現在、多くのWebサイトでお問い合わせフォームやショッピングサイトなどのWebシステムの導入が当たり前になり、最近では小規模のWebサイト制作においてもデザインだけでなくエンジニアスキルも求められるようになってきました。

今回は、PHP技術者認定機構代表理事の吉政忠志様をゲストにお招きし、Webデザイナーに求められるエンジニアスキルや、キャリアアップを実現する就転職活動の秘訣についてお話をいただきました。

Webデザイナーに求められるエンジニアスキル

まずは、現在Webデザイナーに求められているエンジニアスキルについてお話いただきました。

「Web業界では単価の高い仕事や良い仕事であれば、コンペ形式という方式をとる場合がほとんどです。コンペ形式とは、様々な制作会社にデザイン見本やWebサイトの仕様などを出してもらい、その中から依頼会社を決める方式です。

Webデザイナーとして考えるべきは、どうすればこのコンペで勝てるようになるか、ということです。勝てる要素があれば、仕事を得やすく、単価も上げやすいです。仕事をするたびに、実績が増え、さらに良いサイクルを生みます。

では、その勝てる要素とはなんでしょう。コンペで最後に残るのはだいたい拮抗したデザイン力やデザイン嗜好を持っているデザイナーです。デザイン力(本業)では甲乙つけがたい場合がほとんどです。つまり、勝てる要素とは『デザイン力』ではなく、それ以外の『プラスアルファ』の要素です」

Webデザイナーが身につけるべきプラスアルファのスキル

1. スピード

「仕事のスピードはビジネスマンにとってとても重要な要素です。仕事やメールのレスポンスが早ければクライアントからの信頼も上がり、リピートしてもらえるチャンスも増えます。逆に仕事が遅い人は経験を積むのも遅くなります。最初は慣れないことも多いかもしれませんが、案件を請け負った際はメールのレスポンスや成果物の提出スピードに注意しましょう」

2. プログラミングスキル(PHP)

「PHPは、W3Tech.comの調査結果によるとサーバーサイドのプログラミング言語のシェアで81.7%と高いシェアを誇ります。なぜ、PHPがこれほどまでに高い人気を得ているのでしょうか。その最大の理由として、Webサイトを管理・更新するシステムであるCMS(コンテンツマネジメントシステム)があげられます。現在、高い人気を誇るWordPress, Drupal, JoomlaといったCMSは、すべてPHPを利用しています。その中でも特にWordPressは国内のCMSのシェアの80%(全世界だと60%程度)を保持しており、PHPができるプログラマーのニーズは非常に高いわけです。実際にPHPエンジニアの求人倍率は他のプラグらミング言語のエンジニアの求人倍率と比較しても、常に1位か2位に入っているという調査もあります」

3. Webサーバー管理スキル

「Webサーバーが管理できると、CMSを導入するための環境づくりができるようになります。さらに、Webサイトのメンテナンスやサーバーホスティング業者との窓口にもなれるので、仕事の範囲・幅を広めることができます。

Webデザイナーとして仕事の幅を広げる、と聞くとハードルが高いようにも思えますが、まずはプログラミングスキルを身につけることからはじめましょう。ある程度プログラムができるようになったら、次にWebサイト構築とWebサイトのメンテナンスを学び、徐々に仕事の幅を広げてきましょう」

4. 企画力

「最後にWebデザイナーとして身につけておくべきプラスアルファのスキルは、企画力です。特に経験の浅い方は新しいアイディアを考え出し、実行に移し、先輩や上司に承認してもらう力を身につけましょう。転職をお考えの方は、面接の時に企画書を提出してみましょう。面接時に企画書を提出する人は少なく、面接官に対してよい印象を持たせることが出来ます。数字に裏づけされた新しいアイディアを実行に移せる人材を会社は求めています。今のうちに企画書を書き慣れておきましょう。

以上、Webデザイナーが身につけるべきプラスアルファのスキルを4つご紹介しました。Webデザイナーとして今後スキルアップを目指されてる方はぜひ参考にしてみてください」

仕事は比較優位で得られる

Webデザイナーとして仕事を得るためには、クライアントに他の方と比べて自分・自社が優位なことを客観的に証明しなければなりません。しかし、未経験でWebデザイナーになりたい場合は、どういった方法で比較優位を得られるのでしょうか。最後に未経験で比較優位を得られる方法についてお話いただきました。

「未経験でWebデザイナーとして比較優位を得られる方法は3つあります」

1. どのスクールを卒業したか

インターネット・アカデミー

「未経験でWebデザイナーとして始める人は独学で学んだ方もいらっしゃれば、Webスクールに通ってスキルを身につけた方もいらっしゃいます。学び方は人それぞれですが、実績のあるWebスクールを卒業した未経験者と、独学で学んだ未経験者とでは、客観的に見たときに信頼度に大きな違いがあります。独学で学ぶと穴が多く、実践になると『結局どうするの?』と分からなくなる場合が多いです。それに比べ、実績のあるWebスクールに通って無事卒業できれば、きちんとしたスキルが学べるのはもちろん、交流会などでの人脈作り、就職・転職のサポートも受けることができます。

インターネット・アカデミーは20年間の実績と2,5000人を超える卒業生がいます。現在独学で学ばれている方は、スクールに通ってみてはいかがでしょうか」

2. 試験合格

「実績があるスクールに通っていただくほかにも、資格試験を合格することも比較優位を得られる方法のひとつです。資格試験に合格すると第三者機関からお墨付きをいただいたことになるので、客観的に自分の実力を証明することができます。

PHPの場合、PHP技術者認定機構が実施している『PHP技術者認定試験』があります。この試験では配列や関数などPHPの文法からデバッキングやセキュリティなどの応用知識までが試されます。初級試験、準上級試験、上級試験と3つのレベルがあるので、初心者の方は初級試験から受けてみてはいかがでしょうか。

勉強素材として、PHP技術者認定機構認定素材のPHP公式資格教科書をオススメします。こちらの教科書は試験に必要な知識はもちろん、それぞれの章末に問題集もついているので学びやすいです」

3. 自作ソースコード

「Webデザイナーが自分の実力を客観的事実として証明したい場合、面接の際に自作コードを実際に持っていくことをオススメします。自作ソースコードを持っていけば、自分のスキルがどの程度のものなのか、面接官に客観的に証明することができます。自作ソースコードを持っている方、もしくは自作サイトを持っている方はぜひ面接に持っていきましょう」

まとめ

今回は、Webデザイナーに求められるエンジニアスキルやキャリアアップを実現する就転職活動の秘訣についてご紹介しました。

皆さまもプログラミングスキルを身につけてWebデザイナーとしてスキルアップし、さらに仕事の範囲を広げてみてはいかがでしょうか。ご興味がある方はぜひ一度インターネット・アカデミーの無料体験レッスンに足を運んでみてください。

執筆者プロフィール
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一般社団法人 PHP技術者認定機構 代表理事
吉政忠志 氏

日本のIT業界の発展のためには人材の好循環とその為の教育機関の発展が重要であると考え、教育分野にも尽力。XMLマスター、Turbo-CEの初代責任者も歴任し、合格者を5千人以上輩出した日本発の民間IT資格を複数 立ち上げた唯一の日本人として教育分野での実績を持つ。

ご自身のキャリアプランを相談したい方へ無料体験レッスン開催中

インターネット・アカデミーでは、毎日無料体験レッスンを開催しています。授業の体験をしていただくのはもちろん、お一人おひとりにニーズにぴったりのコースや学び方を選ぶお手伝いをします。ぜひお気軽にお越しください。

インターネット・アカデミーとは

Webデザインやプログラミングなど、Web・ITが学べる通学制のスクールです。
1995年の創業以来、初心者を「最短距離で最前線へ」導くスクールとして、
これまでに25,000人以上の卒業生を国内外に輩出してきました。社会人でも短期間でスキルと人脈を得ることができます。

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