コラム2016.08.02
クライアントを不安にさせないためのワイヤーフレーム3つのポイント

みなさん、こんにちは。
ディレクターの山脇です。
私はITRA(イトラ)というインターネット・アカデミーのグループ会社でディレクターをしています。
今日はみなさんに、クライアントを不安にさせないためのワイヤーフレーム3つのポイントをご紹介いたします。
そもそも、ワイヤーフレームとはなんでしょう。
ワイヤーフレームはWebサイトの設計図です。
単にデザイン案のもとになるだけでなく、その後もWebサイトの設計図としてコーダーやプログラマー、クライアントも仕様を確認するために使います。
しかし、設計図段階であるワイヤーフレームをクライアントに渡したときに「これで本当にWebサイトができるの?」と不安にさせてしまうこともあります。
今回はクライアントを不安にさせないため、ワイヤーフレーム作りで気をつけたい3つのポイントをまとめました。
1.できるだけリアルなサイズで
ワイヤーフレームを見てまずクライアントが驚くのは、実際のWebサイトとワイヤーフレームのサイズの乖離です。
Webサイト制作に慣れてらっしゃるクライアントであればそこまで驚かれないのですが、あまりご経験がない方にA4サイズのワイヤーフレームを見せると「こんな小さいWebサイトを作るの!?」と不安にさせてしまいます。
そうした不安感を生みださないためにも、私がオススメするのは、パワーポイントを使用する方法です。パワーポイントを立ち上げ、新しいプレゼンテーションを作成していただき、「デザイン」タブの「スライドサイズ」から「ユーザー設定のスライドサイズ」をクリック。スライドサイズをA3サイズに、そして、印刷の向きを縦に設定します。
そうするとできあがったパワーポイントのスライドのサイズの横幅は1,000pxの画面幅と似ているため、本物を感じさせる、よりリアルなワイヤーフレームを作成することができます。
2.誤解を招くテキストは使わない
Webサイトの作成中にはニュースやお知らせなど、公開直前まで文言が決まらない部分があります。
そうしたときは「テキストテキストテキストテキスト」など、仮の文言をいれることもあるのですが、制作チームから見れば「あ!ここは仮のテキストなんだな」と分かるものの、クライアントからしてみれば「このまま表示されるの!?」と不安にさせてしまう要因になってしまいます。
クライアントとの打合せを円滑にするためにも、代替テキストも本番を想定したものを使用することをオススメします。
3.業界の流行を取り入れる
クライアントからの質問で多いのは「他の同業のサイトはどうなっていますか?」というものです。
Webサイトも業種によって流行などがあります。
例えば、BtoBビジネスであれば従来の2カラムのWebサイトが多いのですが、飲食店などのBtoCビジネスであれば、近年のトレンドである1カラムのサイトが多くなってきました。こうしたレイアウトだけでなく、構成なども含め、同業他社の状況を踏まえたワイヤーフレームを作成すると、クライアントも納得の仕上がりになるでしょう。
以上がクライアントを不安にさせないためのワイヤーフレーム3つのポイントのご紹介です。ぜひ、みなさんのワイヤーフレームを作成する際に参考にしてみてください。

ITRA Webディレクター
山脇弘成
ITがもたらす経済的なインパクトに魅力を感じ、制作会社ITRAに入社。社内では主に、ディレクター業務を担当。数々の大型プロジェクトを手がける。

ITRA
ITRA(イトラ)は、Webマーケティング、ホームページ制作、システム開発を中心に、Webの制作・コンサルティングを提供する企業です。「東京藝術大学」、「気象庁」、「早稲田大学」など数々の実績があります。
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